育成年代について

⚫︎選手への関わり方🍊


⚫︎6つの成長項目

①技術②サッカー理解③人間性④身体⑤動き作り⑥サッカーの理

⚫︎チーム活動だけでは補いにくいこと

チーム活動では、

  • 技術
  • サッカー理解
  • 人間性

を育むことができます。

一方で、十分な時間を取りにくいものもあります。

身体づくり

  • 食事/睡眠/休養

動きづくり

  • 姿勢/バランス/身体操作/アジリティ

身体のケア

  • ストレッチ/ボールストレッチ/マッサージ

家庭での取り組みや習慣が重要になります。

 

⚫︎努力とは何か

サッカーをすること自体を努力とは考えていません。

努力とは、

主体的に1つのことを極めるために必要なことを工夫して身につけること。

  • 食事を整える
  • 睡眠を整える
  • 身体をケアする
  • 身体を動かす
  • 自分で成長戦略を考える

⚫︎成長のサイクル

成長するのは練習中ではありません。

練習→食事→睡眠→休養→成長

このサイクルが回ることで選手は成長します。

練習だけ増やしても成長しません。

食事・睡眠・休養まで含めてトレーニングです。

⚫︎注意事項

① サッカーをやらせすぎない

育成年代で大切なのは、サッカーの時間を増やすことではありません。

上手くなる子は、自分で考え、自分で工夫します。

予定で埋め尽くされると、その余白がなくなります。

 

② すぐに答えを与えない

子どもが困った時、

すぐに正解を教えたくなります。

しかし、

考える機会を奪うことにもなります。

答えを与えるより、

問いかけることを大切にしてください。

 

③ 子どもの熱量を超えない

大人が熱くなりすぎると、

サッカーは子どものものではなくなります。

本人が楽しそうに頑張っている。

その状態を大切にしてください。

 

④ 結果だけを見ない

ゴールや勝敗だけではなく、

挑戦したか。

工夫したか。

仲間のために行動したか。

そういった部分にも目を向けてください。

 

⑤ 身体づくりを軽視しない

食事/睡眠/休養

これらもトレーニングです。

身体が成長しなければ、技術も発揮できません。

 

⑥ 疲れているサインを見逃さない

疲労はプレーだけでは分かりません。

  • 朝起きられない
  • 食欲がない
  • イライラする
  • 集中できない

こうした変化にも注意してください。

 

⑦ 自主練習を強制しない

自主練習は、

やらされるものではありません。

「もっと上手くなりたい」

そう思った時に自分から始めるものです。その主体的な時間が選手を大きく成長させます。

⚫︎食育

身体は食べたもので作られます。

どれだけ良いトレーニングをしても、

身体を作る材料がなければ成長できません。

育成年代では、

  • 身体を大きくする
  • 怪我をしにくい身体を作る
  • 回復を早くする

ために食事が重要です。

SPEELS推奨の5食習慣

① 朝食

② 昼食

③ 学校後・練習前

④ 練習後20分以内

⑤ 夕食

大切なのは、

特別な栄養法ではありません。

まずは、

バランスよく、たくさん食べること。

そして、

毎日続けること。

食事は才能ではありません。

習慣です。

「何を食べるか」だけでなく、

「いつ食べるか」も大切です。

例えば、

学校から帰ったら補食を食べる。

練習後20分以内に補食を食べる。

こうした習慣の積み重ねが身体を作ります。

サッカーを頑張るために食べるのではありません。

成長するために食べる。

その結果としてサッカーが上手くなる。

 

⚫︎睡眠

睡眠は最も重要な回復です。

どれだけ良いトレーニングをしても、

しっかり眠れなければ成長できません。

睡眠中には、

  • 身体を大きくする
  • 疲労を回復する
  • 技術を定着させる
  • 脳を整理する

働きが行われます。

育成年代では、

9〜11時間程度の睡眠

が推奨されています。

夜更かしをして練習するより、

早く寝る方が成長につながることもあります。

睡眠は休みではありません。

成長するための大切なトレーニングです。

大切なのは、

毎日同じ時間に寝て、

毎日同じ時間に起きること。

食事と同じように、

睡眠も才能ではありません。

習慣です。

⚫︎身体ケアと動きづくり

トレーニングと同じように身体を整えることも大切です。

身体のケアを単なる疲労回復とは考えていません。

正しい姿勢をつくり、

しなやかに動ける身体を育てることも、

育成年代に欠かせないトレーニングです。

SPEELSストレッチ

①脱力・呼吸

②姿勢調整

③上半身の回旋

④胸を開く

⑤骨盤調整

⑥全体バランス

⑦立骨

ボールストレッチ

ボールを使って、

身体の前面・背面・側面・足を整えます。

身体をほぐすだけでなく、

自分の身体の状態を知り、

動きやすい状態をつくることを目的としています。

マッサージガン

疲労回復を目的として使用します。

ただし、マッサージガンだけで身体は良くなりません。

ケアも習慣

身体は急には変わりません。

毎日少しずつ整えることで、姿勢が変わります。動きが変わります。

身体の使い方が変わります。

習慣の積み重ねが、

怪我の予防だけでなく、

しなやかで自由に動ける身体づくりにつながります。

⚫︎休養

成長するのは練習中ではなく、身体も脳も休養中に回復しながら成長します。

休養の重要性

身体と脳の疲労

20分ハーフ×2試合程度でも身体には疲労が残り、回復には一般的に24〜48時間程度必要とされています。

また、試合や練習後は身体だけでなく脳も疲労しています。

身体を成長させる時間

身体は食事によって作られ、休養中に成長します。

活動量が多すぎると、成長に必要なエネルギーが不足することがあります。

身体を大きくすること、怪我をしにくい身体を作ること、アジリティを高めることも育成年代の重要な成長です。

オーバーワークとそのリスク

オーバーワーク

育成年代では「もっと練習した方が上手くなる」と考えられがちですが、サッカーはやればやるほど伸びるものではありません。

予定が埋まり続け、活動量が適正を超えると、1回のトレーニングへの集中力が低下する傾向があります。

スペインやオランダでは、平日90分程度×2〜3回と週末の試合が一般的で、活動量は週4〜7時間程度です。

同じスポーツばかりするリスク

育成年代では、さまざまな動きを経験することが大切です。

サッカーだけを続けると、使う筋肉や関節、動き方に偏りが生まれ、オーバーユースや疲労の蓄積、成長期障害、怪我のリスクが高まります。

オスグッド、シーバー病、腰痛、股関節痛なども、負荷の蓄積が要因の一つです。

近年の欧米では「早期専門化(Early Specialization)」への警鐘が鳴らされており、一つの競技への偏りは怪我の増加や燃え尽き、競技離れにつながることが報告されています。

余白が生み出す成長

私たちは休養を「何もしない時間」とは考えていません。

主体性は余白から生まれる

常に予定が埋まっている選手は与えられた練習はできますが、自分で考える機会は少なくなります。

「もっと上手くなりたい」「悔しい」「次は勝ちたい」と感じた時に、自分からボールを触り、試合を見て、工夫する。

そうした主体的な時間こそが選手を大きく成長させます。

足りないと感じれば、選手は自発的に自主練習を始めます。そのためには、自分で考えられる余白が必要です。

サッカーを頑張りすぎて身体が成長しない、主体性が育たない。それは本末転倒だと考えています。

⚫︎SPEELSが考える活動量

SPEELSでは、

平日週2回のトレーニングと土日のチーム活動を基本としています。

自主練習や追加のトレーニングは問題ありませんが、それ以上のサッカー活動については推奨していません。

⚫︎習慣をデザインする🍊